カネゼンホープ（2006年生、母マヤノルナ）

カネゼンホープ（2006年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋有望な」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時14歳）と交配したマヤノルナが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地1戦0勝、地方6戦4勝2着1回。2009年の戸塚記念(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

出川龍一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

11月20日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィリーウィリーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイズミプレジデントを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

3歳（2009年）

6月7日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグディッパーに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月3日、中3週で迎えた5戦目は、波うさぎ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベイトゥリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて制した。

8月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツルノゴゼンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。