マーケットレイズン（2014年生、母トミノラブラドール）

マーケットレイズン（2014年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「障害専門の競馬場があるイギリス中部の町」。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時11歳）と交配したトミノラブラドールが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤吉牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方11戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年のフリオーソ賞(一般B32 C11)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

4月16日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた4戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシザンサスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルジャコウネコに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月1日、中0週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフェザーリングに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた10戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月25日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、様似町エンルム岬賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた17戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアートオブダムールに6馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月17日、中1週で迎えた18戦目は、ライラック特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーズアウーマンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のツルをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のヒミノコンドルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、フリオーソ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキリンタイムに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月2日、中2週で迎えた22戦目は、レジェンド折茂特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、チェゴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、ハッピーポニーショー特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2019年）

7月25日、約11か月半の休み明けで迎えた24戦目は、池添騎手出演!謙聞録を観ま賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月5日、中5週で迎えた25戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、パドトロワ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた26戦目は、北竜ひまわりライス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた27戦目は、AIR-G’朝MORi特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた28戦目は、ニセコ産地酒蔵人衆15周年特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。