クローザー（2012年生、母イコールパートナー）

クローザー（2012年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野球の抑え投手」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したイコールパートナーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地12戦0勝2着4回、地方31戦3勝。主な勝ち鞍は2016年のマルチサンド特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月25日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3歳（2015年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウクオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた7戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたエンゲルフライト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったオイルタウンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったタムロミラクルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、末広特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアブルーノをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた15戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、スカパー!南関東地方競馬チャンネル特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、マーケットスクエア川崎イースト竣工記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、八重桜特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた18戦目は、SPAT4プレミアムポイント特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のビッグウェーバーに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月22日、中6週で迎えた19戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の海ほたる特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた21戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中野省吾騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた22戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で中野省吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュンサザンクロスを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月20日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中野省吾騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた24戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中野省吾騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた25戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で中野省吾騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2017年）

1月11日、中4週で迎えた26戦目は、西船橋小松菜杯（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で中野省吾騎手（11戦2勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月24日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で中野省吾騎手（12戦2勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた28戦目は、端午特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中野省吾騎手（13戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で中野省吾騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月12日、中5週で迎えた30戦目は、競馬ゲーム「ウイニングポスト」賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で中野省吾騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月10日、中3週で迎えた31戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で中野省吾騎手（16戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月4日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、オフト京王閣賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた33戦目は、品川かえで賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（17戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月7日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（18戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（19戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6歳（2018年）

2月9日、中6週で迎えた36戦目は、馬事畜産振興協議会杯（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（20戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた37戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（21戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた38戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた39戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ダイアモンドターン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた40戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた41戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のハートビートナイター記念（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた43戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。