キシュウトレジャー（2004年生、母ランドヴユウ）

キシュウトレジャー（2004年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝箱」。毛色は鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時21歳）と交配したランドヴユウが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の利根川特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた11戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ヒストリーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクロスナビゲーターをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は脇田創騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のローランウィンキーに4馬身の差をつけて優勝

2月14日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2-15 16 17（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったベルモントプラズマにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシロチドリ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のスノーショコラに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた20戦目は、利根川特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワデリンジャーをクビ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のなでしこ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（8戦2勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は脇田創騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた30戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。