クララトウショウ（1985年生、母コーニストウショウ）

クララトウショウ（1985年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時12歳）と交配したコーニストウショウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地10戦3勝。1987年のコスモス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

8月8日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は484kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモガミデンカに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルロジックに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（1989年）

1月20日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

11月12日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（1990年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミスロンシャンを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。