ミスロンシャン（1985年生、母ウメノハツピー）

ミスロンシャン（1985年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時10歳）と交配したウメノハツピーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地29戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

5月21日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったコトブキトップテンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月31日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で清山宏明騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で清山宏明騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトップファイナルに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4歳（1989年）

4月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（10戦0勝）。20頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（11戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（12戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（13戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（14戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したパリスシードにアタマ差届かず2着となった。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリーエースコバンをクビ差振り切って制した。

11月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた26戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（1990年）

2月3日、中6週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は清山宏明騎手（15戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたクララトウショウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（16戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。