ヤマニンパソドブル（2007年生、母ヤマニンスフィアー）

ヤマニンパソドブル（2007年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ステップ（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したヤマニンスフィアーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月4日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月6日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーパスクイーンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エレガントマナーに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のモアスマイルに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月31日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月18日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリアザウェイにクビ差届かず2着となった。

10月1日、中1週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったトウカイライフにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

2月12日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したオーパスクイーンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月11日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のツインエンジェルズに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月18日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月10日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（12戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6歳（2013年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた34戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。