ジャガージャック（2005年生、母マイリリー）

ジャガージャック（2005年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「動物名＋トランプの絵札」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時17歳）と交配したマイリリーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方12戦2勝2着3回。2009年の珊瑚冠賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、向別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、向別牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ディアレストクラブによって420万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2008年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のメジロティモンに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月1日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

8月17日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4歳（2009年）

5月6日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、サッポロ道産素材特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、レグルス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ビービーダークライに半馬身交わされて2着となった。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、カシオペア特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月24日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、栗原工業夜さ恋ナイター特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、しっとの夏特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るロードバクシンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、サファイア特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスパイナルコードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、連闘で迎えた16戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイシンハルピンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月2日、連闘で迎えた17戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスパイナルコードに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、鮎踊る四万十川特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で別府真衣騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、ローズ特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。