タキオンバッハ（2003年生、母スタートマーチ）

タキオンバッハ（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は青毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したスタートマーチが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着7回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤカリブに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルファーマに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月26日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く17着に敗れた。

3歳（2006年）

4月2日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず3着に終わった。

8月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、逃げるバトルスターボウを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったレグルスキッドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

5歳（2008年）

7月5日、約17か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月8日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ヒラボクオウショーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、メジロアルタイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤテキサスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したマチカネフクノカミを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3月28日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7歳（2010年）

7月1日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ファルブラヴ賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた25戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。