ダイリンロマン（1985年生、母ハヤサクラクイーン）

ダイリンロマン（1985年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクルセダーキヤツスル（当時6歳）と交配したハヤサクラクイーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

吉野勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月17日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。20頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

3歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、イージーリスニングに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョニーシルダに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、クイックエリザベスに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月1日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はマルサヒビキと並んで6着同着となった。

10月8日、中3週で迎えた14戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1700m 小雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアップツーデートをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（1989年）

5月28日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’89ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月4日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月10日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。