ウイズアンドリュー（1997年生、母ミョウジンデット）

ウイズアンドリュー（1997年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時12歳）と交配したミョウジンデットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の一般B1。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月14日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブラーボミラノに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したリワードフォコンにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

1月15日、中0週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月1日、中6週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

10月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月4日、中3週で迎えた12戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイトユウキを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月15日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキクノリュウホーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアーミローズを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月18日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、松下裕樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松下裕樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2002年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松下裕樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた27戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクパーフェクトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月27日、中1週で迎えた28戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた29戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた32戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノショウに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。