キタノマティーニ（2021年生、母キタノユーリン）

キタノマティーニ（2021年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+カクテルの名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時16歳）と交配したキタノユーリンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C3一二。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月28日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4歳（2025年）

1月14日、約12か月の休養明けで迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、仙川賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のエスケイイーグルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、渋谷川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、抜け出したライペニングを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルエピックを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

3月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたレジェンドウェイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月16日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハーレーダビッドソン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。