ノボミラクル（2018年生、母ノボキッス）

ノボミラクル（2018年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+奇跡を起こすことを願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したノボキッスが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンバマウンテンファーム。主な勝ち鞍は2020年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

6月4日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグランフォロミーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月15日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳オープンのアイオライト特別（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3歳（2021年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの芝桜賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた8戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（新潟芝1200m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2021年6月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月29日、中8週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の赤翡翠特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドレガーメを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

8月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のモルゲンゾンネ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のシュテルン賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィンチェンツァをハナ差振り切って3勝目を手にした。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、稲富大笑典（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2021年12月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。