マルサンタカラ（1985年生、母ハンキフドー）

マルサンタカラ（1985年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時16歳）と交配したハンキフドーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地35戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月18日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したグリンブリッジを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1988年）

2月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月12日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイレール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったグレートナポレオンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、パリスドールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイビーサイクロンを3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（2戦0勝）。20頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中7週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったテンザンブルースに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（12戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（14戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（15戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（16戦1勝）。20頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（17戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のリンドインディに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月17日、中1週で迎えた30戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（1990年）

1月27日、中5週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた32戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（18戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（19戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（20戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた35戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。