ダノンインパルス（2015年生、母デアリングワールド）

ダノンインパルス（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋衝撃。衝撃を与えるような走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時11歳）と交配したデアリングワールドが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって3,996万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

4月14日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着を確保した。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るザクライングマシンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（2019年）

1月6日、中6週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

8月17日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月14日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（2020年）

4月4日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエヴァキュアンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。