カレンカカ（2014年生、母スプリングチケット）

カレンカカ（2014年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋弟（スワヒリ語）。姉に負けない成績と愛される馬になるように」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したスプリングチケットが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2020年の短夜賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木隆司によって7,560万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2017年）

2月19日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピンキージョーンズを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月26日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノアルカディアを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月7日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、スズカブルグに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイアフェクションを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月22日、中8週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったエイコーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたワンダーウマス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオーケストラをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

5歳（2019年）

1月6日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

2月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフォーカードにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルオスカルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月26日、中4週で迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったレッドアトゥにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6歳（2020年）

2月16日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの北山ステークス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた25戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた26戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6月18日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、短夜賞（船橋ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカンムルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月28日、中5週で迎えた28戦目は、東京記念トライアル（大井ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

10月2日、中8週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7歳（2021年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

5月7日、中3週で迎えた33戦目は、20時50分にビッグチャンス特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月25日、中6週で迎えた34戦目は、千葉港特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったアベニンドリームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月20日、中3週で迎えた35戦目は、ハートビートサドル（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた36戦目は、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8歳（2022年）

2月17日、約5か月の休養明けで迎えた38戦目は、駿麗賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で張田昂騎手（11戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月22日、中4週で迎えた39戦目は、早春賞（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で張田昂騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月23日、約5か月の休み明けで迎えた40戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、濃溝の滝賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。