アロンジェルブラ（2007年生、母マニッシュスタイル）

アロンジェルブラ（2007年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「腕を真っ直ぐ伸ばせ（フェンシング用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したマニッシュスタイルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地5戦0勝、地方41戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の「おはようモーニングとく戦」(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、丸山担によって399万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

3月27日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月9日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

8月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

12月18日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ようこそ南関さん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた7戦目は、祝、西川騎手、特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた8戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、土佐藩主山内一豊特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4歳（2011年）

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西森将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた14戦目は、祝・健仁晶子結婚特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた15戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、共に頑張ろう福島特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西森将司騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、英津子様誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバンブーフリットに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（9戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（10戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマスターウィルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月12日、連闘で迎えた25戦目は、やまもも特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（11戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月19日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、バンブーフリットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた27戦目は、地球33番地特別（高知ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3ホ（高知ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（14戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のグレースヒロインに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月1日、中3週で迎えた29戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、あるこんにちは特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた30戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、夕焼けサンセットとく戦（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスピリトーソに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月29日、連闘で迎えた31戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスピリトーソに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた33戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったラフレシアボルトから2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた34戦目は、周藤直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた35戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で周藤直樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた36戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携宇治島シリーズ七戦（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた37戦目は、福山・高知連携宇治島シリーズ八戦（福山ダート1130m 晴/重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた39戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた41戦目は、「絆」メモリアル（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（7戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた44戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた45戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた46戦目は、一般C2四（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は周藤直樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。