サクラアデヤカ（1993年生、母サクラクレアー）

サクラアデヤカ（1993年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラホクトオー（当時7歳）と交配したサクラクレアーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月10日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったエスケイジルバーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、6着に終わった。

3歳（1996年）

1月15日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドリーフに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウエスタンスキャンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月7日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の君津特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月5日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（1997年）

5月10日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、6着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイパステルに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月25日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5歳（1998年）

4月5日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で西田雄一郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で西田雄一郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西田雄一郎騎手（10戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハウスマスターを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月30日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で西田雄一郎騎手（11戦2勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で西田雄一郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で西田雄一郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月8日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で西田雄一郎騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で西田雄一郎騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で西田雄一郎騎手（16戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で西田雄一郎騎手（17戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったドクトリンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（18戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の鳴海特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（19戦2勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。