カラメルマキアート（2005年生、母エリザベスローズ）

カラメルマキアート（2005年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カフェオレに浮かんでいる泡の模様もしくは模様をつける技術」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したエリザベスローズが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着5回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月20日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったフィッツロイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月20日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オメガクエストに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズアイに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

1月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ワインアドバイザーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のエスプリクリスをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリバーアゲインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったメイショウボンハオにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中7週で迎えた14戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のアポロラムセスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月22日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2010年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月1日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。