ベップシャトー（1991年生、母スプリングシャトー）

ベップシャトー（1991年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時6歳）と交配したスプリングシャトーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

2月6日、デビュー戦は北沢伸也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテンマテンジンに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラガーボーイに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（1995年）

4月1日、約12か月の休養明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（1996年）

1月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（11戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で北沢伸也騎手（12戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で北沢伸也騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミナミノツバサオーをアタマ差振り切って久々に白星を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で北沢伸也騎手（14戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセンターグッドオーに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月20日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で北沢伸也騎手（15戦3勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったパリスクレンショーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で北沢伸也騎手（16戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で北沢伸也騎手（17戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で北沢伸也騎手（18戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（19戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた22戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（20戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6歳（1997年）

1月7日、中5週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（21戦3勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（22戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョーヤマトを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

1月25日、中0週で迎えた27戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。