スズカローラー（2011年生、母ローマンスズカⅡ）

スズカローラー（2011年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローラー」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時10歳）と交配したローマンスズカⅡが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、中央障害4戦0勝。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月1日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月20日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったシホウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたナリタスカイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エアピザレーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2015年）

2月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

2月22日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5歳（2016年）

1月16日、中9週で迎えた16戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2018年）

1月28日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の西尾特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。