ディープフィールド（2008年生、母スリーダイメンションズ）

ディープフィールド（2008年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋野原」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したスリーダイメンションズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着4回、地方22戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって7,350万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月20日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブライトバニヤンを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したダノンマックインを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

8月7日、中6週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、逃げるタイセイジーニアスを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月14日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、初霜特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったトーホウベストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月5日、連闘で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、うさぎ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた13戦目は、睦月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマコトカリバーンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したバーンバーンバーンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

2月6日、連闘で迎えた15戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた16戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったマコトカリバーンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた17戦目は、キンセンカ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカウインダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルネイチャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハッピーウィークに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月18日、中3週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったカネトシディオスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

5歳（2013年）

2月2日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1600m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、田能特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた30戦目は、オリオン座特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

1月22日、中1週で迎えた31戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた32戦目は、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月16日、中9週で迎えた33戦目は、かざぐるま特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた34戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた35戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、かきつばた賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた36戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったブルースイショウに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた37戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、DASH柳津・福山駅前開設1周年記念特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた38戦目は、姫路さぎ草特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。