ヤマカツカスケード（2002年生、母メジロクインシー）

ヤマカツカスケード（2002年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋山脈の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時15歳）と交配したメジロクインシーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山田博康によって735万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のホシスウィープに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2005年）

2月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2006年）

1月28日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

8月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた13戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、朝来市但馬のまほろば特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、赤松円心特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2一（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、キャスコキラボール特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。