クリノコトノオー（2010年生、母クリノコート）

Kurino Kotono O

2010.03.20

クリノコトノオー（2010年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋古都（奈良）の＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したクリノコートが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は春木ファーム。戦績は、中央平地25戦0勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月12日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスマートアレンジに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスズカアドニスにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分恭介騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で国分恭介騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で国分恭介騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で国分恭介騎手（9戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（10戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったブライトマーサに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月13日、連闘で迎えた18戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた19戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（11戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（12戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

9月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（13戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

10月18日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマプティットに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンヴィガーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2014年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた29戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5歳（2015年）

2月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた30戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。