シンフローリック（1985年生、母シンコウレディ）

シンフローリック（1985年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時10歳）と交配したシンコウレディが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山忠則。戦績は、中央平地15戦0勝、地方31戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1990年の一般D2ロ。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月30日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で樋口弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた10戦目は、岩元市三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月27日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた14戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた16戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、4歳C1ロ（新潟(地)ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳C1（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1989年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（三条ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4ロ（三条ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグラルネルシンボリに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月17日、連闘で迎えた21戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3イ（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトファイターから2馬身半差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドセイカンから半馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で根岸良昌騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で根岸良昌騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスノートラベルに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月10日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で根岸良昌騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で根岸良昌騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で根岸良昌騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフエートカツプに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月20日、中1週で迎えた32戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3イ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1990年）

4月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた34戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた36戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた37戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月2日、中1週で迎えた39戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた40戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハグロジエツトをクビ差制して勝利をモノにする

7月31日、中1週で迎えた41戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったムレチドリから4馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた42戦目は、一般D1ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた43戦目は、一般D1ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハードプリンセスから1馬身半差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた44戦目は、一般D1ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた45戦目は、一般D1ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤコサンから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた46戦目は、一般D1（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で関本淳騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。