インコントラーレ（2019年生、母ピースオブワールド）

Incontrare

2019.03.29

インコントラーレ（2019年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「出会う(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時12歳）と交配したピースオブワールドが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、アウレアによって1,760万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハローメリールーに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、中6週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ドライスタウトに交わされて5馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月22日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、カンザシにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年4月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。