イブキインターハイ（1992年生、母ダイナバラード）

イブキインターハイ（1992年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時5歳）と交配したダイナバラードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方21戦4勝2着6回。1995年の京都4歳特別(G3)に勝利した他、1995年の毎日杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスズカニューライトに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下の雪割草特別（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったダービーキングダムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったダイタクテイオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテルノシンゲキを上がり4位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って初の重賞タイトルを手に入れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦2勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた8戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

10月21日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（9戦2勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4歳（1996年）

9月8日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（1997年）

9月14日、約12か月半の休養明けで迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6歳（1998年）

2月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアイゼンに7馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、下田雅晴騎手を鞍上に迎えて、若潮杯（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月23日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキタハラガールに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキンコーエリートに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（3戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた19戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠田敏勝騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシクレノンヒーラーからクビ差の2着に甘んじた。

5月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笠田敏勝騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のファーストフォルテに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

5月30日、中2週で迎えた21戦目は、大分県馬主会会長賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笠田敏勝騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、コアやまくに特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で笠田敏勝騎手（7戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月5日、中2週で迎えた23戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笠田敏勝騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で笠田敏勝騎手（9戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた25戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルガバナーから1馬身半差の2着に敗れた。

12月13日、中8週で迎えた27戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤナギダーリングから4馬身差の2着に敗北した。

7歳（1999年）

1月1日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月7日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーアリバティーから半馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイドームから1馬身差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（中津ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイドームからクビ差の2着に甘んじた。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月9日、中6週で迎えた34戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、ゆめタウン杯（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。