リュウセンコウ（2006年生、母セイカシリアス）

リュウセンコウ（2006年1月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「千里を飛ぶ竜の意」。毛色は青鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したセイカシリアスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C19。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、本田恒雄によって630万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月12日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月28日、中6週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月22日、中7週で迎えた3戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4歳（2010年）

4月26日、約9か月半の休み明けで迎えた4戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジツリキホウザンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた5戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月24日、中0週で迎えた6戦目は、一般C19（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデキシースウィングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月3日、中5週で迎えた7戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

10月27日、中5週で迎えた10戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。