ブルーベドウィン（2005年生、母ケンジュリアン）

ブルーベドウィン（2005年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋砂漠の遊牧民名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時11歳）と交配したケンジュリアンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害3戦1勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ケンブリッジから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

YGGオーナーズクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモスターに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月7日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月13日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイニシュモアに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6月20日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したタイキジャガーに半馬身届かず2着となった。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリネンホークに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月26日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、’09 スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、’09メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったソーニャドールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、中5週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のナナヨーヒマワリに半馬身の差をつけて4勝目を手にした。

2月6日、中3週で迎えた18戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。