キャッシュブリッツ（2021年生、母キャッシュインクルーデッド）

キャッシュブリッツ（2021年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+稲妻(独)」。毛色は栗毛。種牡馬のレッドファルクス（当時10歳）と交配したキャッシュインクルーデッドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヒカル牧場。2024年のオータムカップに勝利した他、2024年のブルームカップを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月8日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた3戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカフジテルビウムをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2024年）

1月8日、中3週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのスプリングカップ（名古屋ダート1700m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦の春雷特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイマロンに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの笠松プリンシパルカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハヤイモノガチに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳オープンの駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月29日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、3歳オープンの東海優駿（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフークピグマリオンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月18日、中6週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェイスザウィンドを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月14日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺竜也騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフークピグマリオンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた15戦目は、オータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺竜也騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンビュートに3馬身の差をつけて勝利をモノにする