ハートランド（2010年生、母プライムナンバー）

ハートランド（2010年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中心地」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時9歳）と交配したプライムナンバーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方22戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したアクションバイオにクビ差届かず2着となった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月6日、中5週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったウイングリートに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったサンキストロードにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

8月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

12月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた13戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2014年）

1月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミドリヒメを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

4月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた19戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、地方重賞の早池峰賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、深緑特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、OROスプリント特別（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、立秋特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた25戦目は、納涼特別（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で木村暁騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた26戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村暁騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、仲秋特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で木村暁騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の栗駒賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で木村暁騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた29戦目は、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で木村暁騎手（12戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた30戦目は、三陸鉄道全線運行再開記念（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で木村暁騎手（13戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、清水の湧口レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で木村暁騎手（14戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5歳（2015年）

3月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた32戦目は、春競馬オープニング（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で木村暁騎手（15戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。