イブキダイフク（1990年生、母ミスタークラウン）

Ibuki Daifuku

1990.04.14

イブキダイフク（1990年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグリーンマウント（当時7歳）と交配したミスタークラウンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松田 一夫。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の洞海特別(500万下)。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

7月3日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ホリノシロッコに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオースミホウトクに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイイチアレキを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の川西特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿元嘉和騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したサンリョウスキーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿元嘉和騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のレディコスマーに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿元嘉和騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

4歳（1994年）

7月23日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿元嘉和騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフサイチリーフをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

9月11日、中4週で迎えた10戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の御嶽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（1995年）

7月23日、約9か月半の休み明けで迎えた12戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1996年）

6月25日、約11か月半の休み明けで迎えた13戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。