ムジャウハラート（2009年生、母ベイダー）

ムジャウハラート（2009年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石（アラビア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時8歳）と交配したベイダーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害2戦0勝、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のショウナンワヒネに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月7日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

11月17日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

4歳（2013年）

3月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、はまゆう賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた26戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月31日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、らんたな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。