シルクデラックス（2002年生、母ユーワメルド）

シルクデラックス（2002年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋豪華な」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時14歳）と交配したユーワメルドが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月29日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4歳（2006年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月5日、中5週で迎えた6戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月13日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るテンエイウエルカムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーセイキッドに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-2（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイデンヨシムネを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。