ラヴァリーシーク（2008年生、母ラヴァリーフリッグ）

ラヴァリーシーク（2008年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ヨルダンのペトラ遺跡にある巨大な岩盤の隙間」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時9歳）と交配したラヴァリーフリッグが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月4日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

11月14日、中9週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた4戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のエーシンディンゴに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月6日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったムーンライトドレスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビーコに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

3月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のムーンライトドレスをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月29日、中8週で迎えた11戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、トーセンクリオネに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベストファッションに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨハヤブサを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のエーシンラッシングに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月14日、中4週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルヨコンバットに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。