フルオブプレイズ（2020年生、母フルマークス）

フルオブプレイズ（2020年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「賞賛に満ちて」。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したフルマークスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年のブルースター特別(一般C3 C4-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって2,200万円で落札された。

小林真也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月21日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、中9週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月27日、中9週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた8戦目は、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したリーゼントミニーに3/4馬身届かず2着となった。

9月2日、中4週で迎えた9戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳150万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリアリーホットに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、コスモポリタン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2024年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C2十七十八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、C2十四十五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ウォーハンマーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ブルースター特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のドラムライムに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、ジニア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディオスメッセージをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、ツキミソウ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた20戦目は、風かおる優駿桜国新ひだか特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、国立公園誕生とねっこの里特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のハニーベリーに1馬身半の差をつけて制した。

12月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた23戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

2023年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。