ダンツブルース（2013年生、母エメラルドコースト）

ダンツブルース（2013年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋音楽の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時12歳）と交配したエメラルドコーストが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦1勝2着2回。2016年の大観峰賞(地方重賞)に勝利した他、2016年の佐賀桜花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤春修二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって648万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

12月5日、中9週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、5着に終わった。

3歳（2016年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエメラルドアイに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた9戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の古伊万里賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオダツ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったスイシンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のDW2016九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。