スリードーター（1982年生、母チヨダマサコ）

スリードーター（1982年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンプリンス（当時13歳）と交配したチヨダマサコが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地25戦7勝2着4回。1987年の中山牝馬ステークス(牝ハンデG3)で3着に入った他、1986年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

12月8日、15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったファニーコンコルドから2馬身差の2着に敗北した。

12月23日、11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2歳（1985年）

1月15日、15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月9日、12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のウイルヘルミナをハナ差制してトップでゴールに飛び込んだ。

3月31日、9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のウイーウオーンに1馬身3/4の差をつけて勝利を挙げた。

11月24日、13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月22日、22頭立ての5番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1986年）

1月19日、5歳以上900万下の若潮特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月10日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月30日、4歳以上400万下の岩室特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のビクトリアマーチに3馬身の差をつけて勝利した。

9月28日、牝馬限定の4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったオノデンモモコにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月19日、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田功騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

11月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田功騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月16日、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田功騎手。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメーティスに2馬身の差をつけて勝利を手にした。

12月14日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したメーティスにハナ差届かず2着となった。

5歳（1987年）

1月24日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の初富士賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリカールを半馬身振り切って勝利を掴んだ。

3月1日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月29日、5歳以上1400万下の丹沢特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月19日、牝馬限定の4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月18日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月7日、4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田功騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイナラッシュにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月21日、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田功騎手。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトミケンスワローを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月11日、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田功騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメジロストークをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

12月20日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋田功騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。