ドクターフェロー（1997年生、母ファインフェロー）

ドクターフェロー（1997年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時8歳）と交配したファインフェローが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の十勝岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3歳（2000年）

1月29日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアグネスエンジェルを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったギャンブルローズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたクエスチョンマーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたローレルポラリス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリキアイロマンスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中2週で迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く最後はポンデローザと並んで7着同着となった。

5歳（2002年）

11月2日、約26か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6歳（2003年）

1月25日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に敗れた。