ギャンブルローズ（1997年生、母ユキノローズ）

ギャンブルローズ（1997年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時11歳）と交配したユキノローズが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地42戦6勝2着6回。2003年の中京記念(ハンデG3)で3着に入った他、2003年の京都牝馬ステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクキャプテンに半馬身届かず2着に敗北した。

11月7日、中8週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、コスモフライトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスターガルシア決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のトーホウビーナスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、メイデンマサムネに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラヴィティタイムに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月23日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下のあずさ賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったニホンピロスワンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のドクターフェローに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4歳（2001年）

3月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲春賞（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のオンワードキャリーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

7月15日、中3週で迎えた20戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のピンクプルメリアをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2002年）

3月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月7日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオシャレジョウズを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

5月18日、中3週で迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアデレードシチーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月22日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた31戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月15日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた33戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月9日、中4週で迎えた35戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた36戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた38戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた39戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた40戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7歳（2004年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。