エーシンサーフィン（2004年生、母エイシンサンサン）

エーシンサーフィン（2004年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋波乗り」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したエイシンサンサンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回、中央障害8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

15歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月27日、デビュー戦はA.スボリッチ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイエスバウアーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はA.スボリッチ騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月20日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパッションレッドに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダンスオールナイト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2008年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったウインシンシアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

11月29日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

5歳（2009年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドマッハから1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月31日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンカイザーに7馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2010年）

6月6日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月4日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。