サブロンカズマ（2018年生、母クリムゾンブーケ）

サブロンカズマ（2018年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オランダの教会名より+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したクリムゾンブーケが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、雅苑興業によって6,048万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月27日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったスイートアリエスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2021年）

2月6日、中6週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイレリーフに半馬身届かず2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5月16日、中9週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタマモイットウセイに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中5週で迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のタガノチュールをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月15日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの雄国沼特別（福島芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月7日、中8週で迎えた19戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月3日、中9週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。