タマモイットウセイ（2018年生、母チャームライト）

Tamamo Ittosei

2018.05.16

タマモイットウセイ（2018年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+一等星」。毛色は青毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したチャームライトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2021年の梨の郷 蓮田賞(一般C1五)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月26日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったサブロンカズマにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西谷凜騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、梨の郷 蓮田賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマイヨヴェールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中3週で迎えた11戦目は、秋日和特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のツエンダーに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月25日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、ゆず湯特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、コパノメンデスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2022年）

9月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の竜胆特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた15戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月21日、中8週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の山茶花特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミックベンハーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月26日、中4週で迎えた17戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の小寒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヴァニイに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中4週で迎えた19戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のナニハサテオキに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

3月22日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の桜月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメタスペクターに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月25日、中4週で迎えた21戦目は、卯月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したスターライトブルーにクビ差届かず2着に甘んじた。

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

6月30日、中8週で迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

8月11日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月21日、中5週で迎えた24戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。