ナンゴクコンバット（2005年生、母トップライナー）

ナンゴクコンバット（2005年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦う、立ち向かう」。毛色は栗毛。種牡馬のイシノサンデー（当時12歳）と交配したトップライナーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は宮崎牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方11戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮崎牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって273万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、渡義光によって1,260万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月21日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったキンシニューストンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

3歳（2008年）

1月5日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月20日、中7週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

7月30日、中0週で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のボルックス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた11戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2009年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、親方ディーンの写真館8周年（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた13戦目は、荒尾競馬・岩手競馬友好記念（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のベストショットに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林陽介騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノスカイラインに1馬身半の差をつけて優勝

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林陽介騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のカオリホークに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月30日、約8か月の休養明けで迎えた18戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2010年）

2月2日、中4週で迎えた19戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。