トゥザコスモ（2021年生、母シーキングオアシス）

トゥザコスモ（2021年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宇宙へ。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時10歳）と交配したシーキングオアシスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年のちち、祝還暦記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大典牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、多田賢司によって968万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3歳（2024年）

1月3日、中4週で迎えた4戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のちち、祝還暦記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエナジーロマネスクに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のアズーリファミリー仲良し記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

2月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月9日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセントラルガバナーに1馬身の差をつけて優勝

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見陸騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見陸騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゼイトクを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見陸騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。