シゲルデッドクロス（1988年生、母マヤノポート）

シゲルデッドクロス（1988年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時19歳）と交配したマヤノポートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害24戦2勝2着4回。1993年の阪神障害ステークス（春）(ハンデ重賞)に勝利した他、1994年の中京障害ステークス（春）(重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月31日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンライズウェーブに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったホクセイコバンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタヤスジェンヌに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月13日、中6週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金華山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4歳（1992年）

6月27日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1700m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では生来のガッツでどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラムディガーから5馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネツノブエから1馬身3/4差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（9戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（10戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトルーライトから1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノギャロップに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったビックフォルテから1馬身半差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（13戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のメジログッテンに8馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

5月8日、中7週で迎えた30戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月27日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（16戦2勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月19日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（17戦2勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた34戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（18戦2勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1994年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（19戦2勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた36戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（20戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、重賞の中京障害ステークス（春）（中京障害芝3600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（21戦2勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた38戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（22戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で林満明騎手（23戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（1995年）

3月11日、約10か月半の休み明けで迎えた40戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で林満明騎手（24戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月29日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた41戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で林満明騎手（25戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。