サラトガヴィーナス（2002年生、母レディダンジグ）

サラトガヴィーナス（2002年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地名（米国）＋女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したレディダンジグが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイウンプレジャーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアルテーストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンデュエルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッドナイトトークを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

4歳（2006年）

10月28日、約15か月半の休み明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエレガントキャットを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5歳（2007年）

4月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。