ウインシェフィン（2016年生、母バリュアットリスク）

ウインシェフィン（2016年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女ボス（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時8歳）と交配したバリュアットリスクが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。主な勝ち鞍は2020年の鍋平高原特別(一般C10ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって432万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月31日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月5日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C31（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、一般C35（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のデナーダーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、湯屋賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた5戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、土井ちゃんディケイド記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノブラックオーに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2020年）

6月17日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、鍋平高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモモハイに9馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、リンドウ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。