グレートアミー（1982年生、母ヒヨウセツ）

グレートアミー（1982年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時9歳）と交配したヒヨウセツが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地14戦6勝2着4回。1987年のUHB杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

2歳（1985年）

8月17日、9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1986年）

3月15日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は福有稔騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、スタンリーホーにクビ差交わされて2着となった。

3月23日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で福有稔騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオーゴントヨハタに4馬身の差をつけて勝利を物にした。

4月19日、5歳以上400万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシラハノヤに2馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

5月10日、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグッドシチー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月3日、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のアラートを半馬身振り切って勝利を手にした。

5歳（1987年）

2月1日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月28日、5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプリンスドレークにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月15日、5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で上野清章騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月29日、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で上野清章騎手。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のキングシリユースをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月26日、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクハピネスをハナ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

5月16日、5歳以上1400万下の朱雀特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバンブーハンターに3馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月13日、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったケープポイントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。