ダブルジェット（2000年生、母ピースフルワールド）

ダブルジェット（2000年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「両側ジェット」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時11歳）と交配したピースフルワールドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本信行から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって850.5万円で落札された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月18日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエプソムワンダーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月5日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4歳（2004年）

4月17日、約11か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。